(赤)ブラウブルグンダー ピジェーノ2020 BLAUBURGUNDER PIJENO2020
¥8,580 (税込み)
説明
ワイン名
(赤)ブラウブルグンダー ピジェーノ
英文 BLAUBURGUNDER PIJENO
原産地呼称
DOC Sudtirol
品種
ピノ・ネロ 100%
醸造
大樽で発酵、フレンチバリックで12カ月熟成。
アルコール 14%
赤い果実やスパイス、鉄分のニュアンスが感じられるピノネロ
まろやかで調和のとれたスタイルで余韻も素晴らしくながい
造り手情報
“素晴らしい自然溢れる、アッピアーノ山脈の標高500mのエリアに居を構える家族経営のワイナリーです。
葡萄栽培の歴史は長く、1840年から葡萄を栽培していました。
当初から地元で有名な品質の高いワインを生産していましたが、5代目の現オーナー、アンドレアスの代に変わり、更に品質が向上されました。
世界のトップ醸造家であるハンス・テルツァー氏を迎え入れ、ガンベロ・ロッソやエスプレッソから、イタリアトップクラスのワインと称され、現地でも入手困難な生産者へと成長しています。”
シャインマスカット好き –
’14 P!geno Blauburgunder Alto Adige d.o.p. Stroblhof,
以前飲んだ時とは大きく印象が変わり感動したピノネロ。
ワインには、特にブティックワイナリーのワインは造り手の性格が色濃く表現される。
抜栓したのが輸送で叩き起こされ、セラーで気持ち良く二度寝につきかけた矢先にまた起こされたからだろうか?めちゃくちゃ機嫌が悪かった…
ただそれを差し引いても最初から取っ付きやすいタイプではない。
『自家製スペックやサラミをつまみ、南チロル名物クヌーデルでも食べながらゆっくり話してお互いの事を解り合おう』とでも言わんかの如く時間を掛けて向き合う事を求められるワイン。
だが控えめだが芯の強い赤果実に紅茶、タバコの葉や森の下生え、樽由来の心地よいヒノキスタチオールの品の良いブケ。3時間程でようやく朗らかな表情を覗かせた。抜栓からここに至るまでの過程はまさにこのワインが歩んできた歴史そのもの。
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19世紀半ばアッピアーノのピジェーノでHanny家が経営する宿にて自家製のシャルキュトリーと共に自家製ワインを提供し始めたところからこのカンティーナの歴史は始まる。
時は流れ先代のヨーゼフが手掛けたピノネロは1960年代で名声を獲得。イタリア屈指のピノと認知されるも、ヨーゼフが59歳という若さでこの世を去った事でHanny家の歴史の新たな1ページが動きだす。
ヨーゼフが去った1993年、当時22歳のロスマリーを中心に妹のクリスティーヌが、家族ぐるみの付き合いがあった誰もが知るアッピアーノの生産組合でエノロゴとして腕を奮うハンス・テルツァーの力を借りヨーゼフの意思を継ぎ、更にが2年後にはロスマリーがエノロゴのアンドレアス・ニコルッシと結婚する事で更なる改革が進む。
ハンス指導のもと畑は適切なクローンを再度セレクトしギュヨに仕立て直すこと11年、更なる品質重視に大きく梶を切った事で見事な品質改良が実を結んだ。
桃栗3年ピノ20年、今まさに畑は円熟を迎えつつある。
9月中旬に収穫され畑の改植と同時に改築された涼しいセラーで醸しと圧搾、フレンチバリックで熟成後に伝統的な大樽で半年間の熟成。果実の風味を損なわない程よい樽の付け方が絶妙。
P!genoの初ヴィンは1892年。
ブルゴーニュやカリフォルニア、オレゴンとは異なる歴史あるイタピノは一度は試してみる価値あり。