ヴァルドッビアーデネの旗手レ・コルトゥーレ

Le Colture(レ・コルトゥーレ)は、イタリアのヴェネト州ヴァルドッビアーデネ（Valdobbiadene）に位置する家族経営のプロセッコメーカーです。

1500年代からルッジェリ（Ruggeri）家が所有し、1983年にチェーザレ・ルッジェリによってスパークリングワインの生産を開始。
現在はチェーザレの子供たちが運営に参加し伝統と革新を融合したプロセッコ造りに取り組んでいます。

またヴァルドッビアーデネの中心にあった1920年代の建物をゲストハウスに改装し「Prime Gemme」を運営。プロセッコのテイスティングや地域文化の体験を多言語で提供する事でプロセッコの魅力を広める旗手として奮闘中です。

プロセッコは買い葡萄の比率が高い生産者が多い中、コルトゥーレはほぼ自社畑（95%以上）。これによりどのキュヴェも生産者の哲学や味わいが表現しやすくなっているのが特徴です。またプロセッコの主要品種であるグレーラの100%使用にこだわります（DOCG規定では85%以上）。シャルドネ等を加えることでフルーティさを強調するメーカーもあるなかで、コルトゥーレでは”グレーラのアロマティックな魅力”を表現することに重きをおいています。そのため収穫は最適な熟度を見極めての手摘みを行い品質を厳格に管理します。

ヴァルドッビアーデネの急斜面の畑は、砂岩と粘土質の土壌により、葡萄に独特の香りと濃度をもたらします。環境と自然への配慮を重視し、持続可能な農法を採用。
45ヘクタールの自社畑は、ヴァルドッビアーデネとコネリアーノ、モンテッロ地区に広がり、特にカルティッツェ（Cartizze）のような高級なCru(日本未入荷)やリーヴェ・ディ・サント・ステファノ（Rive di Santo Stefano）など、プレミアムなサブゾーンでの栽培はテロワールの独自性を意識したプロセッコ造りを行っております。プロセッコにしては珍しく石灰の比率が高い為、ミネラル豊かで余韻のながいプロセッコを生産する事が可能となっております。

シャルマ方式を採用しグレーラの新鮮さとアロマを最大限に引き出します。（一部日本未入荷にコル・フォンド（Col Fondo）」方式もあり）

ヴァルドッビアーデネの急斜面の畑は、砂岩と粘土質の土壌により、香りと味わいの濃度が高いグレーラを生み出します。
サント・ステファノやサッコルの丘陵地は、気候と土壌の組み合わせにより異なりますが、プロセッコにミネラル感とフレッシュさを与えてくれます。
環境に優しい農法を採用し、自然のバランスと生態系を尊重。ブドウの健全さと品質を保つため農薬の使用を最小限に抑えながらブドウ栽培を行っており、その品質の高さからイタリア国内外のトップワインショップやレストランで提供されております。

ブリュットシルヴォ NV（2022)
BRUT SYLVOZ

原産地呼称：DOC PROSECCO
希望小売：¥3,000

ブドウ品種：グレーラ100％
醸造：シャルマ方式。ガス圧4.5バール
残糖量9g アルコール：11.0%

青りんごや柑橘の清涼感あるスタイル。よりフレッシュで親しみやすく、コルトゥーレの特徴であるキレと透明感がしっかり感じられます。プロセッコの軽やかさと繊細な泡は、魚介類のアペタイザー、シーフードパスタ、野菜料理、デザートなど幅広い料理とたのしめますが、特にこのキュヴェは食事全体を通じて楽しめる汎用性が魅力です。

ブリュットファージャー NV（2022)
BRUT FAGHER

原産地呼称：DOCG VALDOBBIADENE
希望小売：¥3,600

ブドウ品種：グレーラ100％
醸造：シャルマ方式。ガス圧4.5バール
残糖量9g アルコール：11.0%

最上級キュヴェではないもののカンティーナの顔とも言える一本です。35〜40年樹齢の古木から作られ、プロセッコらしい柑橘や青りんごのフレッシュな果実の風味に柑橘や焼きたてのパンの香りと豊富なミネラルと伸びやかな酸。上品な果実味の柔らかさと清涼感あるキレの良いスタイルが特徴的です。Antonio Galloni（92点）、Robert Parker（91点）、Wine Spectator（91点）、Decanter（91点）、Wine Enthusiast（90点）など国際的な評価が高く、Merum誌では最高評価を獲得しております。